主日礼拝 4/22

「世の終わりのしるし」マタイ24:1~14

  今日の聖書の箇所には、この世の終わり、終末についてのことが書かれています。 日本には昔から輪廻転生という考え方があります。 輪廻転生というのは、人間は死ぬと、来世で何か別なものに生まれ変わるという思想です。この世で良い行いをすれば、再び人間に生まれ変わることができますが、この世で悪い行いをすると、犬畜生に生まれ変わり、一生不幸になるという教えです。ちょうど、輪がくるくるまわるように、人間は死んでは生まれ変わり、生まれ変わっては死ぬ、このようなことが無限に続いていくというのが、輪廻転生の考え方です。 ところが、聖書には、この世は天地万物を造られた神様によって始まり、やがて世の終わりの時がやってくると教えています。それがいつなのか、その日その時は私たちには分かりません。 その終末について、今日は聖書の御言葉から、主の御声を聞かせていただきましょう。

今日の中心の御言葉は、14節の御言葉です

「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」
  イエス様が、神殿の境内を出て行かれると、弟子たちが近寄ってきました。そして、神殿の建物を指さして、その神殿のすばらしさを称賛しました。このエルサレム神殿は、ヘロデ大王が46年間かかってもまだ、完成しないほど、月日と費用をかけて造ったもので、本当に立派な物でした。そのエルサレム神殿に心を奪われている弟子たちに対して、イエス様は、この神殿がやがて徹底的に破壊されることを預言しました。
そのことが、1~2節に書かれています。

「イエスが神殿の境内を出て行かれると、弟子たちが近寄って来て、イエスに神殿の建物を指さした。そこで、イエスは言われた。「これらすべての物を見ないのか。はっきり言っておく。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない。」 

 そして、この預言の通りに、これから約40年経って、ローマ帝国によって、エルサレム神殿は破壊されてしまうのです。
 しかし、弟子たちは、このような立派な神殿が破壊されるなんて、とても考えられないことでした。そこで、イエス様がオリーブ山に行かれた時、弟子たちは、ひそかに質問をするのです。3節イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがやって来て、ひそかに言った。「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴があるのですか。」 

 ここで、弟子たちは二つの質問をします。 一つは、それはいつ起こるのですか。もう一つは、その時にはどのような徴があるのですかということです。 

 イエス様は、「人に惑わされないように気をつけない。」と警告して、イエス・キリストの再臨の時どのような徴が起こるのかをお話になりました。ここには、8つの前兆が語られています。


(1)偽キリストが表れる

5節「わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。」  世の終わりが近づくと、偽キリストが大勢現れて、『わたしがメシアだ』  と言って大勢の人を惑わして、多くの人々を惑わすというのです。

 今、異端と呼ばれる人たちだけではなく、新興宗教でも、『わたしがメシアだ』と言って人々を惑わしています。

 そのような時代だからこそ、私たちクリスチャンが、真の救い主であるイエス・キリストをお伝えしなければならないのではないでしょうか。

(2)戦争と戦争のうわさ

6節「戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。」 

 先日も北朝鮮のミサイルが発射されましたが、発射直後に失敗して爆発してしまったということがありました。 あの報道を聞きながら、そのニュースの中で、原発に関することが報じられていましたが、もし、日本の原子力発電所にあのミサイルが撃ち込まれていたらと考えてしまいました。日本だけではなく、世の終わりの時がやってきても不思議ではありません。そのように時をすでに迎えているのです。 しかし、聖書は言います。「戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。」  今、私たちクリスチャンがしなければならないことは何でしょうか。慌てないように気をつけて、そのことを考えたいと思います。

(3)ききんと地震

7節「民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。」 

「もし、世界が100人の村だったら」という本の中に、今、飢餓で苦しんでいることたちが3分の1、お腹をすかせている人たちが3分の1、そして、お腹いっぱい食べて、太って困っている人たちが3分の1いると書いていました。今でも、3分の1の人々が、飢餓で苦しみ亡くなっていく人たちが後を絶たないのです。 

 また、3.11の東日本大震災以降、余震が続いています。 そして、最近は、都市地震が起こる可能性が高いので、備えが必要だという番組のなんと多いことでしょう。一昨日も、早天祈祷会の時に、携帯の地震警報が鳴り、その場ですぐに祈りました。 いつ、世の終わりの時がやつてくるか私たちには分かりません。
 しかし、それで、世の終わりがくるのではありません。8節にはこう書かれています。「 しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。」  妊娠した母親に陣痛が起こり、その痛みが繰り返され、しだいに激しくなってから、ついに赤ちゃんが生まれるように、このような終末の前兆が繰り返されて、しだいに激しくなって、ついに終末の時となり、キリストの再臨の時がやってくるのです。
(4)キリスト者に対する迫害

9節「そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。」 

 キリスト教の歴史は、殉教の歴史だと言われるほど、多くの迫害が起こりました。 今は、その迫害の方法が、もっと巧妙になり陰湿化しています。先日の牧師会で話されたことですが、今、インターネットを見ると、牧師や教会の誹謗中傷がたくさん書かれています。特に神様に用いられている牧師に対しての根も葉もない誹謗中傷が多いと聞きました。ですから、そのようなところに、牧師や教会の名前が出るようになったら、それだけ神様に用いられている証拠だと話されていました。 ですから、そのような情報に惑わされないようにしましょう。

 イエス様は山上の説教でこう言われました。マタイ5:10~13「義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」 

 迫害を受けたなら、主の十字架を見上げましょう。そして、主と同じ苦しみにあずかる者とされたことを喜び、世の終わりが近いことを思いながら、一人でも多くの人にキリストの愛をお伝えしましょう。
(5)迫害の中で、信仰を失い、互いに裏切ったり、憎み合うようになる

10節 「そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。」  日本の歴史の中でも、キリシタン禁止令が出た時、殉教の死をも恐れずに信仰を全うしたキリスト者もいましたが、それとは逆に、信仰を捨ててしまった背教者や、イスカリオテのユダのように、仲間を裏切って密告するような人も現れました。終末が近づくと、そのようなことが再び起こるのです。
(6)偽預言者が表れて、人々を惑わす

11節「偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。」  聖書の中の預言者は、「預言者」という漢字の預という言葉は預かるという言葉が使われています。その漢字に表されているように、預言者は自分の考えや意見を言うのではなく、神様から預かった言葉を、人々に伝えるのが、預言者の使命です。 ところが、偽預言者というのは、神様からの言葉でなく、人間の考え出したことを伝え、これが必ず当たると言って、人々を惑わすのです。 昔「ノストラダムスの大予言」というのが、多くの人々を惑わしましたが、それもその一つだと思います。
(7)多くの人の愛が冷える

12節 「不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。」 

 社会が混乱すると、不法がはびこり、愛が失われていきます。

 現代は、離婚、家庭崩壊、無差別殺人という言葉が多く聞くようになりました。本当に人々が、神様の愛から離れ、その結果、様々なところの愛が冷えてしまっているように感じます。 愛は、神から出るものです。だからこそ、イエス・キリストを信じる私たちは、イエス・キリストを信じて、キリストの愛に満たされていかなければならないのです。13節 「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」  どんなにこの世の愛が冷え切ってしまったとしても、最後まで堪え忍んで、キリストにつながっているならば、私たちは愛に満たされて、キリストの救いに預かることができるのです。神様の元にこそ、変わることのない永遠の愛があります。この愛に満たされて、キリストを証する者とさせていただきましよう。
 先日、山形新聞に4月28~30日に山形南部教会で行われる「父の学校」の記事が取り上げられました。 父の学校は1995年にオンヌリ教会で始まり、2003年に日本で行われるようになりました。これは、父親不在と言われるような、忙しい時代の中で、父親がキリストの愛によって変えられて、祝福されるために始まった働きです。そして、父親が変えられる時、家庭が変えられ、家庭が変えられる時社会が変えられるというビジョンで日本各地で行われています。 愛か冷えていくこの世の中で、キリストの愛に満たされたクリスチャンが必要とされています。キリストの愛に満たしていただいて、主の証し人として用いていただきましょう。
(8)福音が全世界に宣べ伝えられること

14節「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」

 今まで、お話をしてきたように、社会は不法がはびこり、教会は迫害され、多くの人々が、信仰を失ってしまいますが、それと反比例するかのように、教会はそんなことには負けずに、ますます熱心になって、全世界に福音を宣べ伝えます。 今でも、まだ福音を聞いたことのない人々に福音を伝えるために遣わされていますが、全世界に福音が伝えられます。そして、世の終わりが来るのです。 これは、本当に大きな希望です。社会がどんなに荒れはて、偽預言者や偽キリストによって惑わされ、教会に迫害が起こり、信仰を失う人や、争いが起きたとしても、私たちには、希望があります。 それは、イエス・キリストの十字架と復活という福音の希望です。その福音が、全世界に宣べ伝えられることが、世の終わりのしるしです。 何という恵みでしょうか。私たちにとって、決して変わることのない永遠の希望です。
 世の終わりがいつやってくるのか、その日その時は私たちには分かりません。けれども、言えることは、一日一日その日が近づいているということです。その日がいつやってきても良いように、目を覚まして待ち望みましょう。そして、愛する人々に、あの時に伝えておけば良かったと後悔することのないように、この素晴らしい福音をお伝えしましょう。
 先週ギデオンラリーが行われました。ギデオン協会は、聖書を配布する大切な働きです。 そのギデオン協会の国際会長ペリン・スコット氏の証しです。 今から約30年前のことです。ペリンは同じ教会の看護師の方から「あなたの高校の同級生が、今、この病院に入院しているのよ。お見舞いに行ってあげたら?」と声をかけられました。 次の日、早速彼は病院に行きました。そこで見たのは、老婆のように弱々しく変わり果てた友人の姿でした。 胸の痛みを覚えて病院に行ってみると、胸の周辺がすべてガンに侵されていて、すでに手遅れだったというのです。彼はその姿に戸惑いながらも、差し障りのない話をして帰ってきました。 次の日曜日、彼は看護師さんから、お見舞いに行ったと聞かれました。行ったことを話すと、「イエス様のことを伝えた?」と聞かれました。「機会がなかったから伝えてないよ。でも、明日にでももう一回行くよ。」そう答えると、看護師は友人が昨晩なくなったことを伝えたのです。 彼は、あの時にイエス様のことを伝えられなかったことを悔やみました。悔やんでも悔やんでも悔やみきれないほどでした。 このことがきっかけで、ペリン・スコットは、ひとりでも多くの人に福音を伝えるために、ギデオン協会に参加し、今では国際会長として聖書贈呈の大切な働きを続けています。 私たちの教会では、齋藤寛行兄が山形の支部長として、また、国井 博兄がギデオンの一員として、聖書配布をしておられます。 14節「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」
 世の終わりの日が、必ずやってきます。その時に手遅れにならないように、愛する家族に、友人に知人に一人でも多くの方々に福音をお伝えしましょう。
 特に、来週は、全国で用いられている、大江町教会を開拓された福澤満雄先生が、特別伝道集会の御用をして下さいます。また、その次は、MEBIGの内越 努先生が、礼拝のメッセージを取り付いて下さいます。今が福音を伝えるチャンスです。どうか、愛する方々を教会にお誘い下さい。そして、今年与えられた御言葉「主イエスを信じなさい。そうすればあなたも家族も救われる。」という御言葉が実現するのを見せていただきましょう。

今週の礼拝メッセージはこちらからご覧いただけます。↑

礼拝案内

 

ホサナ(教会学校)

毎週日曜日   8:45〜

 

主日礼拝 Worship

毎週日曜日 10:15〜

 

夕拝 Evening worship

毎週日曜日 16:30〜

集会案内

 

フィリア手話の会

毎週火曜日 11:00〜

 

キッズブラウン英語教室

毎週土曜日   8:45〜

                       9:35〜

毎週木曜日 16:00~

 

祈り会(昼)

毎週水曜日  10:30〜

 

祈り会(夜)

毎週水曜日  19:30〜

 

WE LOVE YAMAGATA
WE LOVE YAMAGATA

Illustration by c-awase