ファミリー礼拝 3/3

「選ばれたダニエル」ダニエル1:11~21

みなさんは、食べ物で何が好きですか?お肉ですか?魚ですか?それとも野菜ですか?今日は、ホサナでホットケーキパーティーがありました。ジャムやクリームをつけて、本当においしそうでした。 ごちそうが出ると嬉しいですね。でも、今日のお話に出てくるダニエルという少年は、「ぼくは、ごちそうはいりません。野菜と水だけをください。」と言いました。どうしてでしょう。ダニエルは、ご馳走が嫌いだったのでしょうか。いいえ、そうではありません。これには特別な深い意味があったのです。

今日の中心の御言葉は、17節です

「この四人の少年は、知識と才能を神から恵まれ、文書や知恵についてもすべて優れていて、特にダニエルはどのような幻も夢も解くことができた。」
 日本のクリスチャン人口は、何%かしっていますか。1パーセントです。100人いるとクリスチャンはたったひとりしかいません。そのような中で、クリスチャンとして生きることは大変なことですが、また素晴らしい事です。 ダニエルはバビロンという国に捕らえられて連れて行かれました。そのバビロンという国は、異邦の地で本当の神様を信じているユダヤ人は、ほんの少ししかいなかったのです。その中で、神様を第一に生きたダニエルの姿から、私たちは多くのことを学ぶことが出来ます。
 イエス様がお生まれになる600年ほど前のことです。イスラエルの人々は、神様がお嫌いな偶像礼拝を犯し続けていました。その結果、とうとうその罰として、イスラエルはバビロンという国に滅ぼされ、たくさんの人たちが捕虜として、バビロンに連れて行かれたのです。
① バビロンの王様ネブカデネザルは、その捕虜の中から頭が良くて顔やスタイルも良い若者を選びました。そして、その若者をさらに教育をして、自分に仕えさせようとしたのです。選ばれた若者の中に、ダニエル、ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤという四人の若者がいました。若者の世話係は、四人にそれぞれ、ベルテシャツァル、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴという新しい名前をつけました。この新しい名前は、バビロンの偶像に関係のある名前だったので、四人にはとても嫌なことでした。 でも、名前を変えられても、ダニエルたちの神様を愛する心は変わりません。ダニエルたちは、神様が必ず一番良いことをしてくださることを信じて、どんな時でも神様に従う決心をしました。
②  王様は、若者たちが自分にしっかり仕えるためには、体が丈夫でなければならないと考えました。そこで王様は、自分の食べているご馳走を若者たちにも与えるように命令しました。このご馳走を見てください。おいしそうでしょう。これは、ネブカデネザル王様が食べていた食事です。 ところが、そのご馳走というのは、一度偶像に捧げられたものだったのです。 ダニエルたちは、本当の神様を信じているので、偶像にささげられたご馳走は、絶対に食べないようにしようと決心をしました。でも、これは王様に逆らうことですから、命がけのことでした。

 王様と同じご馳走が与えられた時、ダニエルたちは勇気を出してこういいました。「僕たちは、本当の神様を信じています。だから、バビロンの偶像にささげられたご馳走は食べることは出来ません。僕たちは、肉やぶどう酒ではなく、野菜と水をください。」と言ったのです。すると、世話役の人はびっくりしました。そして「でも、野菜や水だけでは、お前たちがやせてしまうではないか。そうしたら、世話役のわたしが王様に叱られてしまう。」と心配しました。 ダニエルは「それでは、10日間だけ、野菜と水だけの食事を試させてください」とお願いしました。 そこで、10日間だけ、ダニエルたちは野菜の水だけの料理を、他の若者たちは、王様と同じご馳走を食べました。さて、その結果どうなったでしょうか。①やせて弱くなってしまった ②ぜんぜん変わらなかった ③健康で元気になった。答えは③です。 10日間経つと、ダニエルたちはどの若者たちよりも顔色が良く、健康そうに見えました。そこで、ダニエルたちは、それからも野菜と水だけの食事をもらうことが出来ました。神様が、神様の教えに従ったダニエルたちと共にいて、守ってくださったのです。
 若者たちは、3年間、王様の学校でいろいろな勉強をしました。3年経った時、王様は若者たちを、一人ずつ呼んで、話をしました。 すると、ダニエル、ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤの4人が、ほかのどの若者たちよりも頭が良くて、王様の質問にきちんと答えられたのです。それだけではありません。この4人は、バビロンの国で仕えているどの学者よりも十倍も賢く、何でも知っていることが分かったのです。そのようにして、ダニエルたちは王様のために働くことが決まりました。
 神様は、どのようなところにいても、誘惑に負けないで、心から神様に従った4人の若者を祝福してくださいました。私たちも、どんな誘惑にあったとしても、それに負けないで、神様に従う者とさせていただきましょう。
このお話しから2つの事を学びたいと思います。
(1)どんな小さな誘惑にも負けないこと

  ダニエルたちは、王様のご馳走が出た時に、それが、偶像にささげられた物だと分かった時、それを食べない決心をしました。 みなさんは、たった一皿の食べ物、たった一杯のお酒ぐらいどうでもいいと思うかも知れません。でも、誘惑はいつも小さいところから始まるのです。もし、ここで、ダニエルたちが、この誘惑に負けてしまったら、最後には神様を信じる信仰を失ったかも知れません。
 今、リビングライフでは、創世記を学んでいますが、ヤコブとエサウは、双子でエサウが長男だったので、長子の祝福をいただくはずでした。ところが、エサウが狩りから帰ってくると、ヤコブがおいしそうな煮物をしていました。その煮物を見たエサウはその煮物を食べさせて欲しいと言います。 すると、その時ヤコブは、「まず、お兄さんの長子の権利を譲ってください。」と持ちかけます。するとエサウはそれに対して、いとも簡単に、 「ああ、もう死にそうだ。長子の権利などどうでもよい」と言って、その煮物を食べてしまうのです。その結果、大切な長子の特権も、神様からの祝福も失ってしまうことになりました。たった一杯の煮物でエサウは大切な神様の祝福を失ってしまったのです。 そのことについて、ヘブル12:16にはこう書いてあります。「また、だれであれ、ただ一杯の食物のために長子の権利を譲り渡したエサウのように、みだらな者や俗悪な者とならないよう気をつけるべきです。」
 悪魔は、誘惑をする時、4つの事を語りかけるそうです。①これは小さいことだから②誰でもしていることだから③まだ年が若いから④たった一度だから みなさんは、そんな誘惑にあったことがありませんか。けれども、この誘惑に負けると、私たちの神様を信じる信仰を失ってしまうような、大変なことになってしまうのです。
(2)神様に従う者を祝福してくださる神

 ダニエルたちは、どんな時にも神様に従いました。そして、神様は神様を第一にするダニエルたちを祝福してくださったのです。

20節「王は知恵と理解力を要する事柄があれば彼らに意見を求めたが、彼らは常に国中のどの占い師、祈祷師よりも十倍も優れていた。」  神様に従うダニエルたちに神様は、10倍の祝福を与えて下さいました。私たちも、誘惑に負けないで、神様に従うなら、神様は私たちに十倍の祝福を与えて下さるのです。
 12歳の少年のお話です。彼のお母さんは、排水管の上に座らせて、「ここで待っていなさい。」と言ったきり、いなくなってしまいました。3日間その場所にいましたが、お母さんは帰ってきませんでした。そして、誰も彼に声をかける人もいませんでした。 3日経って、ある1人の男性が少年に気づきました。彼の子どもは白血病で死にかけていて、そのことで頭がいっぱいでしたが、彼はどうしてもその少年をほおって置くことが出来なかったのです。そして、「お金は私が出すから、教会のキャンプに行かないか。」と誘ったのです。 このキャンプで、この少年ははじめてイエス様の話を聞きました。誰からも愛されたことがなく、1人でいることが好きだった少年は、この時はじめて、自分を愛し、いつも共にいて下さる方がいらっしゃることを知ったのです。そして、今までの罪を悔い改めて、「私の人生をお献げします。」と祈ったのです。 キャンプから帰ってくると、この男性は言いました。「私が君をどんなに愛しているか、知って欲しいんだ。これからのことは心配しなくて良いよ。」少年は、今までこんな言葉は聞いたことがありませんでした。この少年は教会に住まわせてもらい、この男性や牧師夫妻、教会の人々の温かい愛に触れて成長していきました。 この少年の名前は、ビル・ウィルソンです。彼はスラム街で、この神様の愛を伝えるようになり、3万人も集まる教会学校を造り上げたのです。神様の愛によって育てられた1人の少年が、多くの子どもたちに福音を伝える神の器とされたのです。
14節「この四人の少年は、知識と才能を神から恵まれ、文書や知恵についてもすべて優れていて、特にダニエルはどのような幻も夢も解くことができた。」
  誘惑に打ち勝ち、神様に従うなら、神様は必ず祝福して、神様の栄光のために用いてくださるのです。ダニエルのように、どんな小さな事でも神様に従い、神様の栄光のために用いられるお互いとさせていただきましょう。

 


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Illustration by c-awase