年末感謝礼拝 12/29

「希望をもって喜び」ローマ12:9~21

 今朝は、川上米子姉の証しを感謝します。名前が米子ですが、一粒の米から豊かな稲穂を結ぶように、米子姉がイエス・キリストを信じる信仰によって、救われ、癒やされ、隠された冨まで与えられるとは本当に素晴らしいと思います。また、それだけではなく、その喜びを伝えようと、家庭を解放して「牧場」を行って5年、キリストの愛の交わりが行われています。

 今年は、「希望の年」と告白して、一年の初めに、希望を語り合いました。そして、一年が経って、その希望が適ったという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

私たち山形南部教会も沢山の恵みをいただきました。その恵みを一つずつ数えながら、主に心からの感謝の礼拝をささげましょう。

 

今年の山形南部教会の年間聖句を読みましょう。

「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。」 (ローマ12:12)

  ここに「希望をもって喜び」とありますが、この希望は決して失望に終わることのない永遠の希望です。

 この御言葉のように、希望ををもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りながらこの一年を過ごすことができたでしょうか。もう一度、私たちの信仰生活を確認させていただいて、悔い改めるところは悔い改めて、新しい祝福された年へと歩み出させていただきましょう。

 このローマの信徒への手紙は、パウロがローマの教会の信徒に向けて書かれた手紙です。紀元57年の過越祭の前に、送られた手紙で、16:1に

「ケンクレアイの教会の奉仕者でもある、わたしたちの姉妹フェベを紹介します。」と書かれているところから、フィベという姉妹がコリントからこの手紙をローマの教会に届けたと言われています。

 パウロの手紙は、ほとんどが、最初は教理的なことが書かれ、後半にキリスト者としての実践的なことが書かれていますが、このローマの信徒への手紙も、1~11章までは教理的なことが、そして、12章以下は実践的なことが書かれています。

 今朝は、12:9~21を読んでいただきましたが、聖潔られたクリスチャンの姿がかかれています。その中でも、12節には、クリスチャンのあるべき姿がはっきりと言い表されています。

「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。」

 ここには、クリスチャンとして大切なことが3つ書かれています。

(1)希望をもって喜ぶこと

「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。」(ローマ12:12)

 一番大切な希望、それは、キリストの愛です。イエス・キリストはその愛を十字架で現して下さいました。そして、罪と死に打ち勝ちよみがえられて、私たちに決して変わることのない希望を与えて下さいます。

 私たちはたとえすべてを失ったとしても、希望があります。なぜなら、十字架と復活の主が共にいて下さるからです。

 

 今年も、神様は私たちに希望を与えて下さり、それを実現して下さいました。その全部を語り尽くすことはできませんが、その感謝の一部を分かち合いたいと思います。

 

 その一つは、山形南部教会に、及川 満くん、那須 適くん、川崎 頌くんの3人の赤ちゃんが与えられたことです。今、教会の高齢化が問題になっていますが、3人の赤ちゃんが山形南部教会の平均年齢を下げてくれました。赤ちゃんが生まれるということは、その家族にとって大きな祝福ですが、教会にとっても大きな喜びでした。

 次ぎに、転入会者が与えられたことです。今年は、川上義也兄、川上英子姉、川上陽一兄、川上則子姉の4人の方が、転入会されました。川上家が増えて、今日は川上 拓くんと望くんも礼拝に来られていますから、「川上さん」と呼ぶと、10人が「はーい」と答えるようになりました。

去年の年間聖句は、使徒16:31でした。

「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたも家族も救われます。」でしたが、川上家のクリスチャンの姿を通して、神様が御言葉通りのことを成してくださる神様を知ることができた素晴らしい一年でした。

 そして、何よりも嬉しいのは、4人の受洗者が与えられたことです。

 3月31日のイースターに、丹羽美代子姉がバプテスマを受けられました。丹羽さんは、高校生の頃、山形南部教会に来られて、前任の黒田愛子先生から、御言葉を聞きました。高校を卒業して、教会を離れてしまいましたが、40年経って、苦しみや悩みがが襲って寝られない夜が続いた時、山形南部教会の事を思い出して、電話をくださって教会に来られました。そして、自分が信じていた神様は、この方だったと信仰の目が開かれて、イエス・キリストを信じてバプテスマを受けられたのです。

 神様は、40年前に蒔かれた御言葉の種を、成長させてくださり豊かな実を結んでくださったのです。「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈る」ことの素晴らしさを知らされました。

 そして、クリスマス礼拝には3名の受洗者が与えられました。

 佐藤奈都子姉は、6月の川上義也さん達の転入会式の時から山形南部教会に来られるようになって、オンヌリ教会の岩沼で行われたハッピーツゥゲザーで決心をして、そのオンヌリ教会の方々の来られたクリスマスの日に洗礼を受けられたのは、決して偶然ではなく神様が与えて下さった素晴らしい恵みだと思います。

 また、杉浦美佐子姉は、10月の始めのファミリー礼拝に来られて、その日ちょうどイエス様が、バプテスマを受けられる聖書の箇所でしたが、講壇から降りていくと、「私、バプテスマを受けたいんですが、10月14日が私の誕生日なので、その日でも良いでしょうか」とおっしゃいました。初めての礼拝出席で、バプテスマを受けたいと言われたのは初めてでした。本当に神様が、神様を求めている方をお送り下さったと心から感謝しました。

 そして、富沢裕美姉が来られるようになりました。私は、チャペルエルシオンで結婚式の司式を、20年間させていただいていますが、ずっと希望をもって祈ってきたことは、結婚式を挙げられた方の中から救われる魂が起こされるようにということでした。これまでも、パレスで働いておられる方々が救われて感謝しましたが、今回初めて、結婚式を挙げられた方が、バプテスマを受けられて本当に主の御名を崇めました。

 また、今年は、被災地である岩沼で、毎月礼拝をささげ、多くの先生方が東北に来てくださり、素晴らしい集会を持つことができたことも感謝でした。

 まだまだ、神様が与えてくださった恵みは多くて、語り尽くすことはできませんが、「希望をもって喜び」とあるとおり、今年も神様は、私たちに変わらない希望と喜びを与えてくださった一年でした。

 ある人がこう言っています。「キリスト者の人生には、希望なき事態というものはない。ただ自分について希望を失う人がいるだけである。」

 すべてを失ったように思える時、自分の弱さを覚える時、自分や人に希望を見いだそうとするなら、失望してしまうでしょう。

 しかし、私たちを十字架の愛で愛してくださる主、よみがえられて今も私たちに最善を成して下さる主を見上げるなら、そこには必ず希望があり、どのような状況の中でも、私たちの心の中に喜びが溢れるのです。

 私たちを愛して、最善の業を成して下さるイエス・キリストを見上げて、希望をもって神様の素晴らしい御業を見せていただきましょう。

(2)苦難を耐え忍ぶこと

 私たちが、イエス・キリストを信じたからといって、苦難がなくなるわけではありません。それは、イエス・キリストの生涯を考えるとよく分かります。預言者イザヤは、メシアをイザヤ書53章で「苦難のしもべ」として預言していますが、イエス・キリストの生涯は、苦難の連続でありました。その一番大きな現れが、あの十字架です。イエス・キリストはすべての人の罪を背負って、あの十字架で命を捨ててくださったのです。そこに、私たちに対する愛が現されています。

 ですから、私たちは、苦難を耐え忍ぶことによって、私たちはイエス・キリストに似たものへと変えられていくのです。パウロは、苦難をも誇りとします。と言っています。

 そのことを、パウロはローマの信徒への手紙5章1~5節に書いています。

「このように、わたしたちは信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ており、このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」

  ここには、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むと約束されています。苦難を通して、私たちは忍耐を学び、練達され、決して変わることのない希望へと導かれていくのです。そして、苦難を耐え忍ぶことによって、私たちはイエス・キリストに似たものへと変えられていくのです。

  今月の初めに、「42=世界を変えた男=」という映画を見ました。

 42というのは、ジャッキー・ロビンソンという黒人野球選手の背番号です。1947年、当時はメジャー・リーグの選手は、白人だけしかいませんでした。ところが、ロサンゼルス・ドジャースのゼネラルマネージャーのブランチ・リッキーが、黒人のジャッキー・ロビンソンをドジャースに入れるのです。400人のメジャー・リーグの中で、黒人はただ一人でした。

 まず、グランドに出ると、「帰れ、お前の来るところじゃない」と客席から罵倒が飛びます。そして、相手の選手から、もっとひどい嫌がらせにあいますが、彼は、その苦難に信仰をもって耐え忍ぶのです。

 ある試合で、相手の監督に、妻や子どものことまで馬鹿にされて、もう絶えきれないと思う事がありました。彼は、ベンチ裏の通路に帰って、バットをたたき折るのですが、その時、ジェネラルマネージャーが、やってきて彼をしっかりと抱きしめて「イエス・キリストだって、サタンの誘惑に打ち勝ったのだから、大丈夫だ。」と聖書の話しをします。すると、彼は、立ち上がってもう一度、守備位置に戻るのです。

 その試練は、観客や敵のチームだけではありませんでした。どこに行っても、黒人が一緒だということでドジャースのチーム全体が差別を受けました。バスは乗車拒否をされ、ホテルにも泊まれないことがありました。そのような中で、チームの仲間達からも、ジャッキー・ロビンソンとは、一緒にやっていけないと言う選手も出てきました。

 そのような苦しみを、決して暴力を行わず「苦難を耐え忍んで」信仰によって乗り越えるのです。そして、彼はだんだんチームの信頼を得るようになり、命がけで戦っている彼の姿に感動して、チーム全体が一つになって、アメリカンリーグで優勝をするのです。そのことは、今でも語り継がれ、メジャー・リーグでは、4月15日になると、永久欠番となった彼の背番号「42」番を全員が付けてプレーをするそうです。

 それは、単なるドジャースの優勝ということではなく、黒人差別との戦いでもありました。彼は、何を言われても、何をされても非暴力で「苦難に耐え忍んで」勝利をつかんだのです。

そして、12節「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。」  苦難に耐え忍ぶなら、神様が素晴らしい御業を成して下さるのです。

  苦難の時こそ、私たちが忍耐を学び、練達し、変わることのない希望を見いだすチャンスです。今年も後わずかですが、新年も、希望をもって歩み出させていただきましょう。

(3)たゆまず祈ること

 イエス様こそが、たゆまず祈られたお方です。公生涯を歩み出される前も荒野に行かれ四十日間、昼も夜も断食をして祈られ、サタンの誘惑に勝利されました。(マタイ4:2)

 また十字架にかかられる前、ゲッセマネの園で汗が血の滴りのように流れる特別な祈りをささげられましたが、ルカ22:39には「いつものように」40節には「いつもの場所で」と書かれています。イエス様が、いつものように、いつもの場所で祈りをささげ、神様との交わりをたゆまずしておられたことがわかります。

 そのイエス様のように「たゆまず祈りなさい。」とパウロはローマの信徒に向かって行っているのです。

 ユダヤ人は、朝と昼と夕方の三回決まった時間に祈っています。

 みなさんは、いつ祈っているでしょうか。朝起きた時、食事の前、夜寝る前に祈る人もあるでしょう。そのように、時間を定めて、いつものように、いつもの場所で祈ることは本当に素晴らしい事です。今年私たちはそのような主との交わりの時を大切にしてきたでしょうか。新年を迎えるにあたり、もう一度祈りの祭壇を築き治しましょう。そのようにして、神様の祝福の中を歩ませていただきましょう。

 

 そして、もっと素晴らしい事は私たちは、「たゆまず祈りなさい。」とあるように、神様といつでもどこでもどのような状況の中でも、わたしたちの祈りを聞いてくださるということです。

 今年の元旦礼拝のメッセージで語った、「たゆまず祈った」一人の掃除夫の話しを覚えていらっしゃるでしょうか。

 ある教役者の集まりがあり、「たゆまず祈りなさい。」という御言葉を実行するたまには、どのようにすればいいのかを話し合っていたそうです。そこで、いろいろ議論がなされましたが、答えが出ませんでした。そこで、司会者が「これは、非常に難しい問題なので、来月の宿題にしましょう。」と言って、その日の会議を終えようとしました。

 すると、ちょうど、その場をかたづけをしていたクリスチャンの掃除夫が、突然叫ぶように言いました。「なんですって、「たゆまず祈りなさい。」という御言葉を考えるのに一ヶ月もかけるんですか。なぜですか。この御言葉は聖書の中の大切な、でも本当にやさしい御言葉ではありませんか。」

 司会者は、驚いて彼女の方を見ていましたが、「では、あなたは、どんなに忙しい時でも祈れますか。」

 我に返った彼女は、はずかしそうに顔を赤らめてこう語りました。

「はい、わたしは忙しければ忙しいほど祈ります。忙しければ忙しいほど神様の助けが必要だからです。

 わたしは朝、目をさますと、神様わたしの霊の目が開かれますようにと祈ります。そして、着物を着る時には、神様わたしに正義の帯と共に、義の着物を着せてくださいと祈ります。顔を洗う時には、わたしの罪をも洗い清めてくださいと祈ります。仕事を始める時には、今日一日働く力を与えてくださいと祈ります。火をたいている間は、神様、リバイバルの火をもって、わたしの心を燃やしてくださいと祈ります。食事をいただく時には、御言葉のパンや生命のミルクもくださいと祈ります。そして、部屋の掃除をする時には、わたしの心もきれいにしてくださいと祈ります。幼い子どもの世話をしている時には、神様の子どもとしていつも父親に信頼している子どものように、一切をお任せできますようにと祈ります。このようにして、わたしのしなければならないことを祈りをもってさせていただいているのです。」

 なんと麗しい祈りの生活でしょうか。彼女は「たゆまず祈り」ながら、いつも主と共に生活をしていたのです。それは、どんなに偉い教役者の議論よりも素晴らしい生きたクリスチャンの姿です。

 そして、この一年間も「たゆまず祈」る祈りを神様は、聞いてくださいました。その私たちの祈りをたゆまず聞いてくださった神様に、感謝の祈りをささげましょう。

 この中には、まだ聞かれていない祈りもあるかも知れません。その祈りをなお祈り続けましょう。その祈りに神様は、必ず私たちの人知をはるかに超えた最善の方法で答えてくださるのです。

「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。」(ローマ12:12)

 今年も残すところ後2日、もうすぐ新年を迎えようとしていますが、もう一度、この御言葉を心に留めましょう。

 イエス・キリストの十字架の愛に決して変わることのない希望があります。その十字架をしっかりと見上げましょう。

 また、苦難を通して、私たちは忍耐を学び、練達され、希望に生きることが出来ます。苦難を通して、イエス・キリストに似たクリスチャンへと成長させていただきましょう。 そして、イエス様は私たちといつも共にいてくださり祈りを聞いてくださるお方です。そのお方に「たゆまず祈り」主と語り合い、豊かな交わりをしながら、恵みの中を歩ませていただきましょう。

今週の礼拝メッセージはこちらからご覧いただけます。↑

礼拝案内

 

ホサナ(教会学校)

毎週日曜日  8:45〜

 

主日礼拝 Worship

毎週日曜日10:15〜

 

夕拝 Evening worship

毎週日曜日16:30〜

集会案内

 

フィリア手話の会

毎週火曜日11:00〜

 

キッズブラウン英語教室

毎週土曜日  8:45〜

                    9:35〜

 

毎週木曜日 16:00~

 

祈り会(昼)

毎週水曜日10:30〜

 

祈り会(夜)

毎週水曜日19:30〜

 

WE LOVE YAMAGATA
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Illustration by c-awase