幼い頃からホサナに来ていた私は小学6年の時にイエス様と出会い、洗礼を受ける決心をしました。
しかし、反対したノンクリスチャンの父が私の右手をつかんで車に押し込め、あかねヶ丘の陸上競技場まで走り、「どうして洗礼を受けるんだ?」と聞いてきました。
私は恐怖で泣きながら、けれども祈りつつ「イエス様のことをもっと知りたいから」と答えました。
「イエスのことを信じるのか?」と聞く父に「信じる」とはっきり答えることができたのは神様が助けて下さったからです。
そして父は洗礼を受けて良いと言ってくれました。
その後、小学校卒業のお祝いとして札幌・愛隣チャペルに行きました。
あれから18年…今は教師という立場で愛隣に行っていますが、今回は奉仕者として「裏くるくる体験セミナー」というものに参加してきました。
「くるくる体験セミナー」は全国の中高生が愛隣チャペルの中高科のプログラムを体験するものですが、「裏」というのはそんな中高生たちをおもてなしする側、愛隣チャペルのスタッフがどのように奉仕をしているのか体験するものでした。
前準備がありましたので12月31日から行きましたが、準備のための2日間は正直「なんだ愛隣たいしたことないじゃん」と思っていました。
しかし、主が高慢な鼻を見事にへし折ってくれました。
1月2日「くるくる体験セミナー」初日の朝、ミーティングの時になぜか私がその晩に催す餅つきのリーダーに任命されました。
「まぁしょうがない、やりましょう」と渋々承諾する裏でリーダーを任され、ちょっと認められたようで内心ウキウキの私。
「で、どのくらいつけばいいんですか?」と聞くと、「20升です」と顔色一つ変えずに答えるアミコ先生。
頭が真っ白になりました。夕方5時頃からつき始め、20升つき終わったのが8時くらい…全身もち米だらけになっていました。
その夜、疲れ果てて床についた私に努先生が朝のミーティングの時に話していた言葉が思い返されました。
「つらくなったら、ギブアップしてもいいよ」。
私は祈りました「イエス様!つらいです!初日だけどギブアップです!どうして私は餅を20kgもつくために札幌まで来たのでしょうか!?」。
イエス様の答えを聞く間もなくすぐに眠りに落ちていました。
次の日また次の日と、早い日は朝4時に起きて100人分の朝食を作り、夜は中高生たちが食い散らかした食べ物を片付ける毎日。
しかしそんな中でイエス様が助けて下さいました。
愛隣のスタッフたちが喜んで「奉仕」をする姿を見せて下さったのです。
奉仕とは何か。
努先生がミーティングのときに話していたことが思い返されました。
「奉仕とは、イエス様を伝えること…それは、喜んで奉仕することで大変なことでもやる価値のあることだと見ている人に分かってもらえる。
そして、時間と労力を献げることで、イエス様も献げられた方だと分かってもらえる」 イエス様が私の心の目を開いて下さり、愛隣チャペルのスタッフの後ろにいるイエス様を見ることができました。
彼らのように奉仕を通してイエス様を伝えることが本当に出来るのだと知った私は、その時から楽しんで喜んで、本当に大変なことでも愚痴を言わず労力を献げて奉仕することができたのです。
また、神様がそんな私たちスタッフを用いて下さり、中高生が楽しそうに過ごしている姿を見せて下さり、そればかりでなく、洋輔兄を始め全国の中高生がイエス様の愛に触れて涙し、悔い改め、変えられ、もっともっとイエス様のことを大好きになっていく瞬間を見せて下さいました。
本当にアラサーのこの身体にはつらい一週間でした。
しかし、イエス様の働きをイエス様の隣りで見て、助けて下さるイエス様を体験できたのは本当に幸いでした。
私が一番祝福されたと確信しています。
これからは、自分に向いていた奉仕の姿勢をイエス様に向き直り、喜んで献げる奉仕を通してイエス様を伝えていきます。
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