1/3 新年礼拝

「愛は、すべてを完成させるきずな」 コロサイ3:14

明けましておめでとうございます。

2016年山形南部教会に与えられた年間聖句は、コロサイ3:14節です。一緒に読んでみましょう。

「愛は、すべてを完成させるきずなです。」

  元旦礼拝では、3:12~17から御言葉を取り次ぎましたが、今日は、3:14だけに集中して、主の御声を聞かせていただきたいと思います。

  この絆という言葉は、東日本大震災の時に、よく使われた言葉です。そして、その言葉のように、多くの人のボランティアや、支援によって、復興の業が成されてきました。好美先生は、手話のボランティアに行った時に、絆と書いたTシャツをもらってきたのですが、なかなか着る機会がなかったと言っていましたが、今年はこの「愛は、すべてを完成させるきずなです。」という御言葉をいただいたので、ホサナでその「絆」と書いたTシャツを着ようと張り切っています。

  人と人とのきずなも、本当に素晴らしいものですが、それは、限りあるものですし、時と共に失われていくものでもあります。

 しかし、今年の年間聖句にある「きずな」は、神様が与えて下さる、決して変わることのない永遠の愛のきずなです。

(1)愛を身に着けなさい

14節

「これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。」

  ここに「愛を身につけなさい」とあります。

  みなさんは、服が汚れたら、どうしますか。服が汚れたら着替えるのが一番です。

 それでは、心が汚れたらどうしたら良いと思いますか。イエス様に「ごめんなさい。」とあやまって、心をきれいにしていただきましょう。イエス様は、私たちの罪のために十字架にかかって下さいました。その十字架の血潮によって、すべての罪が赦され、清められるのです。

コロサイ3:9には、「古い人をその行いと共に脱ぎ捨て」なさいと書かれています。罪を犯す古い人は脱ぎ捨てて、イエス様の愛を身につけましょう。

 それでは、1日に何度服を着替えますか。

 朝、パジャマから服に着替えます。学生であれば学生服に、仕事をしている人であれば、スーツや制服に着替えます。家に帰ると、普段着に着替え、夜寝る時は、パジャマに着替えます。だいたい3回くらいでしょうか?

 どうでしょう。その着替えをする時に、「愛を身につけなさい」とあるように、「私をあなたの愛で満たしてください」と祈りながら着替えたら・・・。神様はその祈りに答えて下さって、私たちを愛を愛で満たして下さり、愛を身に着けることができるのではないでしょうか。

 汚れた服を脱ぐように、古い人を脱ぎ捨てて、日々、キリストを着て、愛を身に着けさせていただきましょう。

 

(2)神様と私のきずな

14節

「これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。」

 この愛のきずなは、十字架に現されています。十字架を見てください。十字架は、縦の木と、横の木で、出来ています。この十字架のように、神様と私たちのきずなと人と人とのきずなを現しています。この十字架のように、愛のきずなによって、神様と人とにしっきり結ばれて神様に喜ばれる教会を建てあげていきましょう。

 そのために、まず、「愛は、すべてを完成させるきずなです。」その愛に満たされるために、神様との交わりを大切にする事が大切です。

 今日は1月1日です。「一年の計は元旦にあり」と言われます。今日から、祈りと御言葉の生活をもう一度新たに建てあげましょう。

O今日、週報ボックスに、祈りのカレンダーを入れておきました。このカレンダーで祈ると、一ヶ月で、教会関係者全員と家族のために祈れるようになっています。ぜひ、祈って、私たちが「愛のきずな」によって結び合わさる共同体として成長させていただきましょう。

Oまた、聖書通読表も入っています。今日から、1日に新約聖書1章、旧約聖書3章半読むと、一年で聖書全体を通読することが出来ます。ぜひ、今日からはじめてください。

Oそして、今年もホサナや礼拝に毎週休まずに来てください。毎週、私たちをこよなく愛しておられる神様が、私たちを招いておられるのです。そして、一週間の一番最初に神様を礼拝することは、神様を第一にするという信仰告白です。そのように神様を第一にするならば、マタイ6:33に「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」  とあるように、神様は必ず私たちのすべての必要を満たして下さるのです。

14節

「これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。」

  そのようにして、イエス様と完全なきずなで結ばれた祝福の一年を歩ませていただきましょう。

 

(3)私と人とのきずな

 もう一つのきずなは、私と人とのきずなです。

 キリストの愛に満たされる時、私たちは、隣り人を愛する事が出来るようになるのです。そして、愛のきずなに結ばれて、私たちは互いに愛し合う共同体に変えられて行くのです。

 弟子たちがペンテコステで聖霊に満たされた時、ペトロの説教を聞いた人々が、3000人が救われました。それが、最初に出来た教会です。その初代教会には、イエス様の愛の交わりがありました。

使徒言行録2:44~47をご覧ください。

「信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。」

  初代教会の人々は、愛の故に、自分の持ち物すべてを共有にして、それぞれの必要に応じて分け合い、喜んで食事を共にしていました。また、共に礼拝をささげ、イエス・キリストの十字架を覚えて聖餐を行い、神様を心から賛美していたのです。

 その初代教会には、人を引き付ける愛がありました。民衆全体から好意を寄せられて、救われる人々が日々起こされて、仲間に加えられたのです。

 私達も、この初代教会の人達のように、互いに愛し合いましょう。そして、心を一つにして神様を礼拝しましょう。そして、聖餐式に表されているように、イエス様の十字架の愛に満たされて、心から喜んで神様に仕えましょう。

 そして、それを見た人達が、自分も同じようになりたい、教会に行きたいと思うようになったら、それがイエス様を伝えることになるのです。

 元旦の朝日新聞に、「オバマが歌ったゆるす心」という記事が書かれていました。

 昔、人が奴隷として売られていた時代がありました。白人が、アフリカの黒人を奴隷として売り買いをして、奴隷として使っていたのです。

 その、奴隷の取引の拠点だったアメリカの南部サウスカロナイナ州で、昨年6月17日に、黒人を差別している白人の男が、突然教会の入ってきて、牧師達9人をピストルで殺してしまうという恐ろしい事件がありました。

 その後、犯人は逮捕されましたが、深い悲しみの中で昨年の6月教会での追悼式が行われました。大勢の参列者を前に、オバマ大統領は、黒いスーツを着て檀上に立ちました。力強くスピーチをしていましたが、途中でそのスピーチが突然止まりました。そして、沈黙が10秒近く続きました。

 そして、5メートルくらい前に進み出て演台の上で下を向いていました。「何を言うのかな」とみんなが注目しました。その時です。オバマ大統領が、伴奏なしで、「アメージンググレース」を賛美し始めたのです。

 「驚くばかりの 恵みなりき。この身のけがれを知れるわれに。」

 すると、歌声は、だんだん会衆に広がっていき、会衆全体が賛美し始めたのです。中には、涙を流す人もいました。

 ふだんは、冷静に振る舞うオバマ大統領ですが、この日は、犠牲者一人一人の名前を叫ぶように読み上げたのです。

 オバマ大統領が、この曲を歌ったのには、事件直後の犠牲者の遺族がとった行動がありました。

 追悼式の、1週間前に、逮捕された容疑者が裁判所に出廷しました。その時に自分の家族を殺された家族が、モニターを見ながら、この男にこう話しかけたそうです。

「あなたは、私から大切な人を奪いました。もう母と話したり、抱きしめることも出来ません。でも、わたしはあなたを許します。」

「私は、自分がとても憤っていることを告白します。しかし、私はあなたを憎むことはありません。ゆるさねばなりません。あなたの魂のために祈ります。」

 地元での教会で、ゆるすことの意味を語り続けたブレイルスフォード牧師も、その言葉に非常に感動したというのです。

 どうして、自分の家族を殺した人をゆるすことができたのでしょうか。また、その人の魂のために祈るという愛が与えられたのでしょうか。

 それは、オバマ大統領が賛美をしたように、「おどろくばかりの恵み」によって、救われ、今も変わらない愛によって愛されているからです。

Ⅰヨハネ4:10~11

「わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。11 愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。」

  神様が、わたしたち一人一人を愛しておられます。そして、私たちと愛のきずなで結ばれるように、神の御子であられるイエス様が、私たちの罪の身代わりに十字架で命を与えて下さったのです。 そのイエス様を心にお迎えする時、私たちにも、自分に被害を与えた者をゆるす心が、また、敵のために祈る愛の心が与えられるのです。

最後14節を読みましょう。

「これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。」

 新しい年を迎えましたが、まず、愛を身に着けさせていただきましょう。そして、愛のきずなに結ばれて、神様を愛し、人を愛する素晴らしい一年を歩ませていただきましょう。


WE LOVE YAMAGATA
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Illustration by c-awase